葬儀の手伝いを頼む

葬儀の関連書を見ると、世話役、接待係、案内係など葬儀にはたくさんの人手が必要だと書いてありますが、現在の斎場で行う葬儀ではどうしても必要な人員は受付係と会計係で、50人までのお葬式なら2、3人、100人規模のお葬式で5、6人いれば間に合います。
配膳や返礼品の手渡し、案内などは葬儀社のスタッフが担当します。
会葬者の人数に合わせて、葬儀社が必要なお手伝いの人数と係の仕事の内容をお知らせしますので、前もって町内会、職場、友人など気心が知れた方にお願いしてください。
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お手伝いの方が多すぎるとかえって連絡などの不備で混乱します。
地域によっては町内会や隣組がお葬式を取り仕切るところもあります。
町会の月当番や組長さんに連絡して、葬儀の相談をしてください。
その地域地域でさまざまな葬儀のしきたりがあります。
ほとんどの場合、訃報の連絡があれば、相手側からお手伝いの申し出があるので、ありかたく申し出を受けて、お願いしましよう。
その場合、葬儀が終わったら忘れずに、手伝ってくれた人たちへお礼に伺います。
それぞれの係のお手伝いのリーダーと目される方に「お手伝いの方のお礼はどうされていますか?」と確認をとってお礼をするのもひとつの方法です。
一人ひとりにお食事代程度の心付けを包んだり、菓子折りを持って行ったりと、様々です。

「席順」の決め方

お通夜の親族の席や初七日の「精進落とし」の席は、ほとんどが親戚か親しい方ですから、席順でクレームをつける人もいないと思いがちですが、実際には結構、問題になります。
喪主側として配慮をするに越したことはありません。
「なんで、こんなに末席なんだ!」と怒るおじさんが出てくると、せっかくのお葬式が台無しになります。
こういう困った方が親戚にいないとはかぎりません。
席順がなぜトラブルの原因になるかというと、実は席順は地域や家ごとの習慣事で、統一されたルールがなく、どのルールが正しいとは言い難いからです。
「俺がルール」「俺はエライ」と思っている「オレオレちゃん」が結婚式やお葬式などのあらたまった席に出現すると、トラブルが起こるわけです。
お葬式には、いろんな儀礼、慣習があって、いろいろな人が「お葬式の正しい仕方」を主張しますが、村一つ違えばまったくやり方が違うというくらい、もともとお葬式のやり方は多様なものです。
お葬式に限らず、会の趣旨、主催者の思い、地域の慣習などで席順には多様な考え方があります。
みなさんが親族だったり会葬者だったりした場合、柔軟な対応で席についてあげるのが喪主や家族に対する思いやりです。
さて、そういった現実の運用を知ったうえで、席順をどう考えたらいいか、一般的なやり方を紹介しましよう。
日本の伝統的な斎場での席順は、前-内側から並んでいくことになっています。
したがって、喪主の席は儀礼上一番前の内側になり、そこから順々に血縁関係が近い順に座っていきます。
並び方が「右重視型」と「列重視型」。椅子の向きが前向き型と向かい合わせ型があります。
並び順で2パターン、椅子の向きで2パターン、合計4パターンの座り順が基本になります。
その他、イレギュラーな例として、男女を分けて座るパターンや、家ごとに分けるやり方もおこなわれています。
どれも間違っていません。
そういう席順の考え方があるということです。
斎場に座った順番は、そのままお焼香の順番になります。
親戚の中にうるさい人がいなければ、そんなに神経質になる必要はありません。
「故人に近い順に座ってください。特別席は決めていません」。
現実にはこの一言でみなさん席につきます。
その時になればみなさん何となく自分の席を見極めて座ります。
座った順で偉いかどうかが決まるわけではないし、逆に偉いかどうかが席順で決まるのであれば、席を指定するのは非常にリスクが高い行為になります。
会食の席など、席順にうるさい親戚がいれば、その人に「親戚の順番を教えてください」と、席順の決定を委ねてしまえば、席順のことで揉めることはないと思います。

気になる「服装」

①和装か洋装か

葬儀の当日、遺族はみんな喪服です。中高校生は制服、小さい子は派手でなければ何でもOKです。
古いマナー本を見ると故人に近しい女性は和装が正式とあります。
動き回れないし、着るのが大変なので、喪主の妻、故人の娘であっても洋装の喪服で過ごされる方も多くなってきました。
よく、「着物を着たほうがいいかしら?」と相談されますが、私は、特別和装にこだわる必要はないと考えています。
来てくれた方に挨拶して回ったり、裏方のさまざまなお手伝いをするなら、動きやすい洋装のほうがよいでしょう。
たとえば、こんな実話がありました。亡くなったおばあちゃんから誕生日に買ってもらった、黄色いカバンを持ってお葬式に出たいと孫娘が言っているが、どうしたらいいだろう、と聞かれたのです。
「おばあちゃんも喜んでくれるでしょうから、いいんじゃないですか?」と答えました。
和装でも洋装でも黄色いカバンでも、要はどんな理由があるかで判断することです。
わがままではなく、他人への思いやりが理由であれば最大限自由でいいと思います。
お葬式っていうものはそういう他人への思いやりでできていると私は思っています。

②駄目な服装

「葬儀の当日は遺族はみんな喪服」と言いましたが、逆に言えば、通夜・葬儀の日以外は喪服でなく、普段着でいいのです。
亡くなったと聞いて、病院、自宅などに喪服で駆けつける人がいますが、まるで亡くなるのを待っていたようで、遺族にかえって失礼にあたることなので気をつけましょう。
映画『おくりびと』でも納棺のシーンなどは普段着でした。
お葬式というのは宗教的な場です。
どの宗教で執りおこなうにしても、殺生を連想させるもの、性的な雰囲気を醸す服装・持ち物を避けます。
具体的には、毛皮のコートや、ワニ皮のバッグや靴、胸や背中の開いた服装などは相応しくありません。
結構、若い人などは気にしないで、結婚式と紛らわしい服装をしてしまいがちですが、やはり慶事と弔事を考え分ける「慎み」が必要です。
それが相手への思いやりというものです。
急な通夜の連絡で、喪服が用意できない場合があります。
地味なダーク系の服装ならそのままで結構ですし、普段着でも「喪章」(黒い腕章)をつければ喪服を着ていることと見なすといったルールもあります。
喪服の詳細についてはこちらをご覧ください。
イラスト入りで詳しく解説されています。

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